おまとめローンと債務整理どっちがいい?ひいき無しでプラス面・マイナス面を解説

おまとめと債務整理どっち?のイメージ画像

「おまとめローンと債務整理どっちが得か‥」

借金の返済が苦しい現状から、なんとか抜け出したい人も多いはずです。

しかし、残念ながら借金は魔法のように消えて無くなってはくれません。

そうして色々と調べていくうちに、おまとめローンと債務整理にたどり着いた人も多いと思います。

  • 一本化で借金の支払い負担が軽減される「おまとめローン」
  • 借金の支払いが帳消し、もしくは軽減される「債務整理」

ただ、弁護士や司法書士系のサイトを見ると、

「おまとめローンは、担保や保証人が必要。借金が無くなる債務整理が得だ!」

という見解が多く見受けられます。

このように弁護士界隈の人が債務整理を斡旋するのは、債務整理なら顧客利益が見込めるからです。

もちろん、債務整理を選択したほうが良いケースもありますので、これらが公平に判断できるようにひいき目無しに解説したいと思います。

この記事では、おまとめローンと債務整理のプラス面・マイナス面を紹介しています。

おまとめローンと債務整理どっちが得か?

おまとめVS債務整理のイメージ画像

結論から言いますと、

  • 借金を重ねずになんとか返済できる→「おまとめローン」
  • 既に返済遅れが生じており、返済が難しい→「債務整理」

あなたの返済状況に応じて、いずれかを選択していくのが良いと思います。

後述で詳しい説明がありますが、債務整理には十数万円〜50万円程度の費用がかかりますし、将来的にローンが組めなくなるリスクさえあります。

個人信用情報が傷つく期間は「5年」と、一生ローンが組めなくなるわけではありませんが、たかだか5年と思っても意外と長いものです。

今は、スマートフォンを1台購入するのもローンを利用する時代です。

中古のスマホを購入すれば良い話ですが、新しいゲームアプリがダウンロードできないなどの不便さを感じることは多くなっています。

借金を重ねずに返済できるなら、なんとか頑張って返済を続けたほうが良いケースがほとんどです。

職を失ったり、病気になって働けなくなったなど。

どうしても返済が難しくなった場合に、最終手段として債務整理を選択していくのがベストだと考えられます。

公平公正!おまとめローンと債務整理のプラス面・マイナス面

おまとめと債務整理は借金が軽減するのイメージ画像

債務整理

メリット デメリット
・貸金業者からの支払催促が止まる
・借金の返済が軽減または免除される
・将来的な利息がカットされる
・しばらくローンが組めなくなる
・官報に掲載されて周囲にバレることがある
・弁護士や司法書士等の費用がかかる

おまとめローン

メリット デメリット
・毎月の返済額が減少する
・返済管理がラクになる
・家族にバレずに利用できる
・担保や保証人などが一切不要
・元金は減少しない
・利息の支払いは発生する

※原則、おまとめローンは担保や保証人は必要ありません。冒頭で「担保や保証人が必要!」という記載がありますが、これは他サイトが極一部の金融機関に該当する情報を大げさに表現しているためです。

信用情報を傷つけたくないなら「おまとめローン」

おまとめローンのイメージ画像

おまとめローンは、債務整理と違って個人信用情報を傷つけずに済みます。

債務整理をすると、最大5年は金融ブラックになり、クレジットカードすら作るのが難しくなります。

またブラック情報が消えても、今度はスーパーホワイト(信用情報が真っ白)になって、ノンブラックにも関わらずローンが組みづらい状況に陥ります。

将来的にマイホームを持ちたいなどの大きな夢を抱いているのなら、信用情報を傷つけるのは賢明ではありません。

とくに一家の主人の場合は、なおさらです。

ローンが組めないどころか、クレジットカードすら作れなかったら、新婚旅行でハワイなどにいくことさえ苦労します。

一刻も早く借金地獄から抜け出したい気持ちも分かりますが、将来を見据えておまとめローンで手を打っておくこともひとつです。

おまとめローンは無傷で返済負担が軽減する

おまとめローンは、複数の借金を一本化することで、毎月の返済負担が軽減する可能性があります。

簡単にいうと、金融会社から金利優遇が受けられて、毎月の支払う利息がぐっと安くなります。

債務整理のように元金の軽減はできませんが、利息が安くなることで早期完済が見込めます。

たとえば月々43,000円の返済を繰り返して、それが月々30,000円に軽減されたら、ゆとりのある生活が送れるようになるのではないでしょうか。

「債務整理」なら借金の支払いが免除もしくは軽減する

裁判所のイメージ画像

債務整理の利点は、なんといっても借金負担の支払いが免除もしくは軽減することです。

一括りに債務整理といっても、過払い金請求、任意整理、民事再生、自己破産の4つに分かれています。

これらを簡単に説明すると、次のような違いがあります。

  • 過払い金請求…払いすぎた利息が返還される
  • 任意整理…借金の支払いを軽減し、カットする
  • 民事再生…借金の支払いを大幅に軽減し、カットする
  • 自己破産…借金の支払いが帳消しになる

知ってのとおり、自己破産をすれば借金が帳消しになりますし、過払い金請求をすれば払いすぎた利息が返ってきます。

任意整理や民事再生では、支払い督促がストップして、場合によっては借金が軽減します。

既に返済遅れが生じていると、おまとめローンの審査に通りませんから、最終手段として債務整理を講じる人も多いです。

自己破産をした方の体験談を、下記で紹介していますので参考にしてください。

自己破産で借金200万円をチャラにした話!その後の私生活はどう変わった!?

借金の返済が苦しくなったときの選択肢「自己破産」。借金が消えてなくなる訳ですから、当然ながらデメリットもあります。では、実際に自己破産をすると、その後の私生活や仕事はどのように変化するのでしょうか。自己破産で借金200万円をチャラにした方をインタビューしてみました。

債務整理には十数万円以上の費用がかかる

債務整理には、弁護士や司法書士、裁判などの費用が十数万円〜50万円程度かかってきます。

債務整理にかかる費用

任意整理 最低5万円〜
民事再生 最低15万円〜
自己破産 最低20万円〜
過払い金請求 十数万円〜50万円程度

上記の費用に加えて、収入印紙代や菅報広告費なども数万円程度かかってきます。

多くの借金問題を抱えている人は、預貯金が底をつきそうで、裁判費用などを賄うのが難しいと思います。

弁護士事務所によっては、分割支払いに対応しているケースもあります。

分割払いにできるとはいえ、新たに借金が増えることに変わりはありません。

債務整理によって借金が減少しても、弁護士等の費用を捻出してしまっては、差額がわずかになるケースもあります。

何百万円もの借金を抱えている人にとっては、費用を払っても”得”が大きいと思います。

債務整理は意外と周囲にバレない!?

官報のイメージ画像

債務整理をすると、「官報」という政府発行の新聞に名前が記載されます。

しかし、政府の官報を毎日欠かさず読んでいる人は、周囲にほとんど居ないと思います。

ましてや何十ページもあるところから、偶然あなたの名前が載ったページをピンポイントで閲覧することは考えづらいです。

債務整理をしても、家族や近所の人にバレないケースが意外と多く、秘密裏におこなうことも可能となっています。

債務整理をすると、裁判所から自宅あてに通達が来ることがあります。

そのため、同居中の配偶者に内緒で債務整理をするのは難しいかもしれません。

最後に

冒頭で債務整理を斡旋する弁護士らに対して、否定的な意見を述べたことを最後に謝罪したいと思います。

管理人自身、公平な目でおまとめローンと、債務整理を判断して欲しいという願いから、あえて否定的な意見を言わせていただきました。

債務整理には費用がかかりますが、分割払いなどで何とか費用を賄うことも可能です。

どうしてもお金がなくて、本当に困っているなら積極的に「債務整理」を選択することを推奨します。

債務整理といっても、「そもそも、何から初めていいのか分からない!」という人は、多いと思います。

そんな人は、まず「法テラス」という支援センターを頼るといいでしょう。

法テラスは、無料で借金問題の相談に乗ってもらえるうえ、必要であれば借金問題に強い有力弁護士を紹介してもらえます。

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